トップページ  >  ニュースとお知らせ  >  同窓会ニュース

同窓会ニュース

ごあいさつ

豊田工業高等専門学校同窓会長 足立 匡徳(C-1)

足立会長  同窓会の皆様には、益々ご清栄、ご活躍のこととお慶び申し上げます。また、平素より母校の発展のため、また同窓会活動に多大なご理解とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

 昭和38年の学校創立から現在に至るまでに、同窓生の数が7,000余名を数え、また皆様が各界・各方面で活躍されている今、大きな節目の50周年を迎えることができることは、誠に感激の至りであります。

 創立から半世紀を迎えるこの記念事業につきましては、先般お送りした同窓会誌『かきつばた』第33号によってお知らせしました通り、同窓会として独自の展開を図りますが、母校、教育後援会と相携えて、この50周年記念事業の推進をはかり、母校に最大限の協力をしたいと考えています。

 つきましては、厳しい経済情勢のなか出費多端のことと存じますが、母校、同窓会の栄えある未来にご深慮いただき、会員皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。

創立50周年を迎える母校・豊田高専

同窓会実施のこれまでの記念事業

学校への協力は最大限行いたい

大時計
体育館壁面に設置された大時計

20周年には大時計を寄贈

 我々の母校である豊田工業高等専門学校が、2013年(平成25年)11月に創立50周年を迎えます。学校が創立10周年を迎えたころの豊田高専同窓会は、まだ同窓会の組織ができておらず、学校への協力は出来ませんでしたが、20周年、30周年のころには、学校からの協力要請を受けて、その時々に同窓生の皆さんへ趣意書をお送りしてご寄付のお願いをしてきました。

 創立20周年は、体育祭の応援合戦優勝楯(石川豊氏作)と、運動場からもよく見える第一体育館の壁面に大時計を寄贈し、大好評を得ました。また記念文化祭では、いろいろな方面で活躍している同窓生がその成果を写真展示したり、建築学科の卒業生が住宅相談を受けたり、また電気工学科・機械工学科の出身者が今は懐かしいマイコンについて相談に乗ったりしました。寄付金は、715名の方から317万円(一人当たり4,433円)が集まりました。

30周年ゲート
創立20周年記念式典
体育祭
創立20周年記念植樹

30周年では行事参加や記念誌の配布

 創立30周年では、記念体育会祭(平成5年10月23日)に、OB70名とそのご家族を含め100名以上が、母校でいろいろな競技に参加し、汗を流しました。また、記念式典・祝賀会(平成5年11月5日)にも多くの同窓生が集まり旧交を温めました。寄付金は850名の方から710万円(一人当たり8,350円)が集まりました。その寄付金で学校が発行した30周年記念誌を買い取り、ご寄付いただいた方々にお配りしました。残った寄付金は、後に学校が、学生の社会見学・企業見学や部活動での移動に使用するスクールバスを購入する際の基金とし、教育後援会とともに協力する形をとりました。創立40周年は、学内だけで行われたため学校から寄付等の協力要請はありませんでした。

30周年ゲート
文化祭ゲート(創立30周年)
体育祭
創立30周年記念体育祭に出場するOBたち
祝賀会
創立30周年祝賀会
祝賀会
創立30周年祝賀会での鏡割り

50周年へ向けてへの協力体制決まる

 そして今回20年ぶりに学校から協力の要請がありました。創立50周年は、どんな組織にとっても、それまで継続してきたことを示す最重要な節目であることから、現同窓会執行部としましても最大限の協力をしたいと考えています。そこで同窓生の皆さんに、豊田高専創立50周年記念事業への同窓会としての協力体制についてご説明します。


50周年に向けた同窓会の思い

400mトラック内芝生化など記念品3案を設定

同窓会30周年は平成20年に

 豊田高専同窓会は、平成20年11月に創立30周年を迎え、翌平成21年1月24日に豊田市参合館内小ホールにて記念式典を開催しました。本校吹奏楽部の第30回記念定期演奏会の実施と合わせ、200名の同窓生が集まり盛大に執り行われました。その後3年の月日を経て一回生の皆さんは、会社では第一線を退かれる年齢になられました。昭和38年の学校創立時の機械・電気・建築の3学科から土木・情報の2学科が増えて5学科となり、同窓生の数は現在までの48年の間に、21歳から64歳までの方々で7,000名を超えました。

30周年ゲート
同窓会30周年記念式典
体育祭
同窓会30周年記念式典と同日に実施された
豊田高専吹奏楽部演奏会

400mトラック内の芝生化をめざす

 豊田高専創立50周年を迎え、今回、学校からの要望は「400mトラック内側の芝生化」でした。その理由としては、①在校生と教職員の多くが利用できる②寮のすぐ下に位置し寮生の憩いの場となる③サッカー・ラグビーなど対外試合を誘致しやすい④部活動や体育授業などでのケガの軽減が期待できる、などです。
 早速、本校卒業生が社長を務める緑化会社と連絡を取り、見積もりや提案を受けました。提案の中には「毎年張り替えられる豊田スタジアムの芝生の有効利用」案など、通常より安価に施工できる内容も含まれておりました。しかしながらトータルで10,000㎡を芝生化するには、2,000万円程の予算が必要であることが分かりました。そこで本年4月より1年をかけて同窓生の皆さんに協力をお願いをし、その金額により記念品の内容を決定することとしました。

平面図

芝生化、ウエイトトレーニング建設、基金化の3案を設定

 予算は豊田高専創立50周年記念事業の告知等にかかる経費(趣意書の発送経費、記念誌の買い取り発送費、送金時のコンビニ収納経費)等を引いた真水の部分を表しています。金額を多く集めるほど経費も余計にかかりますので、集まった金額から概算経費を引いた額が予算を満たすことのできる案を採用します。

第1案 「400mトラック内側の芝生化」
           予算=2,000万円(会費額2,500万円・経費500万円)
第2案 「ウエイトトレーニング場の建設
           予算=1,200万円(会費額1,550万円・経費350万円)
第3案 「基金として積み立て」
           予算=800万円(会費額1,100万円-経費300万円)

第1案 「400mトラック内側の芝生化」

現在のトラック
現在のトラック

現在のウエイトトレーニング場
ウエイトトレーニング場

 集まった金額が2,500万円を超え、経費の500万円を差し引いて2,000万円の予算が確保できた場合には、学校が一番望んでいる「400mトラック内側の芝生化」を実施したいと思います。

 なお、前述の豊田スタジアムの芝生を譲り受けるためには手続きが必要であるため、昨年11月に豊田市教育委員会に出向いてエントリーを済ませました。芝生の提供が受けられれば概算で300万程度の予算縮小が期待できます。

 更に、芝生化は芝を植えただけで完了するものではありません。その後の継続的な維持管理が非常に重要です。次年度からの維持管理費用につきましては、学校側が予算を手当てすることで合意しています。

第2案 「ウエイトトレーニング場の建設」

 皆さんも在学中に卓球場内にあるウエイトトレーニング場を利用したことがあると思います。器具こそ若干の更新はありましたが、50年を経た現在、それこそ一回生の方から今年の卒業生までが見てきたままの状況がそこにあります。ご自分で残した傷が残っていたりして、タイムカプセルのような役割を果たしています。

 そこで、学校側からは、第二案として、寮に近い場所にウエイトトレーニング場の建設要望がありました。1,200万円ではプレハブ程度の建物しか無理だと思いますが、部活動の選手は寮生が多く、使い勝手の良い場所にそういった施設があればということでした。

第3案 「基金として積み立て」

 集まった金額が第二案の1,550万円に満たない場合は基金として積み立てます。同窓会はこれまでにも在校生に対してさまざまな支援をしてきました。これは年間予算に組み込まれておりますので、今の事業規模範囲なら継続が可能です。

 第三案の「基金としての積み立て」は、学校や在校生が本当に望んでいるものを実現するため、創立50年という瞬間で捉えるのではなく、さらには同窓生のために何ができるのかということも含め、もう少し長いスパンで使い道を考えたいということです。

 以上、三案につきまして、別表の豊田高専50周年記念事業の経緯と今後のスケジュールのように進めていきます。よろしくご協力の程お願い申し上げます。
 学校側が希望されている第一案の「400mトラック内側の芝生化」につきましては、創立30周年時の金額710万円の約3.5倍に当たる2,500万円が必要です。どうか皆さんの絶大なるご支援とご協力をお願い申し上げます。

(同窓会副会長 C-3 長谷部孝夫)

※送金方法等は前ページに戻ってご覧下さい。

戻る