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模擬面接

同窓生による「第13回模擬面接」

多業種で活躍する同窓生が集結

2023年1月29日(日) / 記念会館会議室 他

 

同窓生模擬面接講座10年間担当

キャリア教育支援室 三島 雅博

 同窓生による模擬面接講座とは別に、キャリア教育支援室では態度所作の指導を行う面接講座もあり、以前は同窓会講座よりも後に行っていたので、同窓会講座で面接官の方からそこも指導されることがありました。現在はその順を入れ替えた結果、現場にいる技術者ならではの面接に集中でき、同窓会講座がより意義を発揮できるようになったと感じています。
 また、講座への申込者が少なくて室員が受講者集めに苦労した年もあったのですが、それでも受講した学生からは非常に好評でした。そのギャップは現代学生気質と言えるのかもしれませんが、評価の決め手はやはり講座の中身であって、面接官らの熱意と後輩への愛の賜物を感じました。

 最初は面接講座内で開いていた講義?は、たしか2018年から独立し「自己表現力向上プログラム」として、模擬面接講座に先立って別日に行われるようになりました。この変更は同窓会、特に講師の方々の熱意によるもので、これも受講生には好評でした。
 この10年間、同窓生による模擬面接講座を室員として担当させていただき、同窓生の方々の熱意に触れることが出来たことに感謝しています。

(三島先生は2023年3月にて教員を退職となりました。三島先生は、キャリア教育支援室の立場で、長く模擬面接を支えてくださいました。厚く御礼申し上げます。【同窓会】 )

 

面接官の感想

豊田高専というアイデンティティー

C-31 芳金 秀展

 私は卒業後20年が経ちますが、母校を聞かれ「豊田高専」と答えると、よく「ぽい」と言われます。今回模擬面接官をさせていただきましたが、一人当たり約5分未満のやり取りの中で、どれだけ「ぽい」を感じることができたのかなと思います。私は、昔、人事担当の知人から、「お前みたいなタイプは絶対に採用しない」と言われたことがあります。なぜかと聞いたら、「組織の中で、はまるタイプではないから」と言われました。今私は政治家をしています。納得でした。個性を殺して、企業の求める人材になるのも就職、自らの個性や、豊田高専という「ぽい」を武器に戦うのも就職、私個人の希望としては、学生にはもっと「豊田高専」というアイデンテティで勝負してもらいたい。


若手の皆様の参画に期待

I-25 金田 拓郎

 模擬面接の面接官として参加させていただきました。学生の皆さんにとって少しでも意義のある時間となるべく、また私自身も、何か学生から吸い取ってやろうと意気込み、準備をしました。

 部長や課長から、面接をする側の心構えについて話を聞き、その中で【一緒にはたらきたいと思う部下を採用する】、という視点を持つことが重要であると理解しました。この視点を持ってから、質問内容の視座が高まり、何を質問すべきか、自身も納得感のある面接ができました。

 面接後の交流時間は、改善の余地があると思いましたが若手の皆様は是非模擬面接に参加いただき、自身の視座を高める機会にしてください。

 

自己表現力向上プログラム

 

2021年12月3日(土)

司会: 副会長 松谷慎一(M-36)

講義内容と講師
第1章:自分を知る
 加藤 憲明(E-11)
第2章:企業を知る
 松谷 慎一(M-36)
第3章:思いを語る
 塚田 康一(E-8)
第4章:私の就活
 村岡 怜将(M-55)
第5章:面接のマナー
 北澤 しず香(C-21)
   メールのマナー
 杉山 芽生(M-52)

開催時期は検討課題

早い 1
丁度良い 48
遅い 20

就職活動が変化し、全科に共通する「良い時期」がなくなった。
・I, C, A:かなり早まった
・M, E:若干早まった

変化する就職活動の中で

副会長 松谷 慎一 (M-36)

 「自己表現力向上プログラム」は、学生が就職活動を行うにあたって着実に準備を行い、希望する会社に就職ができるように、5つの講義を実施しています。講義を通し、先輩の就活経験、企業研究・自己分析の方法、面接・メールマナー、面接での回答方法などの知識を得て頂きます。

 前回はコロナ禍の影響により、運営方法を変更した上での開催でしたが、今回は従来通り全学生を一つの教室に集め講義を行う事ができました。

 就職活動のあり方と、働き方が変化する中で学生の力となれるよう今後も本プログラムに取り組んでいきます。

 

講師の感想

自分の思いを素直に表現することの難しさ

E-8 塚田 康一

 自己表現力向上プログラムで「思いを語る」を担当している塚田です。
 企業で面接官を務めていますと、大学生が小さなネタで雄弁に語るのに、高専生は大ネタを沢山持ちながらたどたどしく語るのを歯痒く感じておりました。

 同窓会活動に関り学生と接する機会が増えると、見えてくるものがあります。それらをまとめ、理系学生に分かり易くまとめたものが「思いを語る」の講義内容です。難しい技術論を語ることが得意な学生でも、主観を語る経験は乏しく、「自分の思い」を素直に語ることはとても難しい様子です。

 色々な工夫を重ね、学生に気づきを与える工夫を凝らしており、10年以上経過した今でも、毎年内容を追加・削除をして更新しています。コツを覚えた学生が元気に自分を語ってくれるのを見るのが喜びです。


希望する会社に就職できるように学生支援

E-11 加藤 憲昭

 2012年度から始まった自己表現力向上プログラムは、毎年講師による講義内容の追加・充実が図られてきました。現在では半日コースで実施され、学生支援を行っています。

 2022年度には第1章「自分を知る」の講師を務め、学生たちは講義中に「人生レビューシート」を記入し、就職活動の一歩を踏み出しました。

 自己表現力向上プログラムの講師は、各自の経験に基づいて学生たちに就職活動の知識を伝えます。学生たちが希望する会社に着実に準備を行い、就職できるように願っています。就職は人生の大きな選択の一つです。自己表現力向上プログラムは、学生たちが自分らしい人生を築くための一助となることを目指しています。継続して本活動を支援していく予定です。