現状の同窓会資源と新たな活動
豊田高専同窓会会長 岡田 行雄(C-23)
会長職も2年目となり、昨年よりも少しですが、ようやく周りが見えて来た頃合いではあります。
とは言え、まだ、新型コロナウイルス感染症への対応として、会議や交流会の運営に制約が残る中ではありますが、副会長を始め、多くの同窓会員皆さまにお力添えいただきながら、同窓会活動を前に向けて、少しずつですが進めることが出来ております。ありがとうございます。
本年度の同窓会活動の中で、新たな挑戦として、いくつかの活動を企画させていただいておりますので、概要をご紹介させていただきます。
(1)高専OB人材発信とビジネスマッチング
キックオフは年度末予定としておりますが、次年度以降にもつながる同窓会活動を現在準備しております。内容としては、高専OB皆様向けの人材交流やビジネスマッチングにつながるようなサイトを同窓会ホームページなどに作成・運営することを目指しております。
高専OBの皆様にも定年退職や転職を希望される方、起業される方など、ビジネスの転換を考えている方が多くいらっしゃることと思います。また、人材採用や新たなビジネスパートナーを探している高専OBの方は、更に多くいらっしゃることだと推測しております。
転職エージェントでは探すことが出来ない、これら両者のマッチングの手助けを同窓会がすることで、高専OBの膨大な人的資源・知的財産を、同窓高専OBが活用させていただけるような機会を創出することが出来ればと考えております。
当然、このようなサイトの運営に、現在の同窓会役員や事務局に経験があるわけではありませんので、問題なく運営できるようになるまでには、しばらくお時間をいただくかもしれませんが、新たな挑戦をカタチにすることで、同窓会の魅力の向上につながることを目指しております。(開始時期や詳細内容は整備中としており、活動の募集要項についてはこちらに記載します)
(2)高専OB著名人への取材活動
人材に多様性や独立心が求められようになってきている昨今、現在の豊田高専としては、社会から求められるエンジニアを育てる機関としてはもとより、工学以外の分野にも通用する、広い人材育成を先生方が目指されているものかと思います。
そんな中、高専OBの中で、地方自治体の首長として活躍されている人材も輩出されており、若手エンジニアから、どんな考え方や経緯にてそのような転身をされたのか。ひとつの興味深いケースとして、同窓会役員にて取材させていただきました。
(3)高専OBによるDX開発の事例紹介
社会情勢や経済変化、気候変動への対応など。同窓会員の皆さまには、様々な問題を解決する要望が常に投げ掛けられていることかと存じます。
また、現在のトレンドとして、ITの浸透によって、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる。という基本概念のもと、省力化や競争力の向上を目的として、現在、各業界にてデジタルトランスフォーメーション(DX)開発や推進がなされている中、そのような社会要望に高専OBの皆さまが携わっていることもあるのではないかとの発案によって、事例を探させていただき、お忙しいところ恐縮ではございましたが、2名の同窓生に原稿を執筆していただきました。
今後も、同窓会は、母校の発展、在学生の成長、同窓会員の交流を目的として、さらに広く活動してまいります。とは言え、同窓会活動の原資は、多くの会員皆さま方にご協力をいただくことで成立しております。皆様にもとに、ご協力のお願いが届いた際には、大変お忙しいところ恐縮ではございますが、ぜひお力を貸していただけますようにこの場を借りてお願い申し上げます。